専門医の診察を要する神経性大食症

ダイエットで痩せることは、難しく、早期に心療内科医あるいは精神科医などの専門医に
見せることの必要な神経性大食症（bulimia nervos:BN）を疑うポイントは、以下のようになります。

このような方は、なるべく早めに心療内科医あるいは精神科医などの
専門医の診察を受けられた方がいいでしょう。


1． 若年の女性．
2． 数カ月で10㎏以上などの急激な体重の増減．
3． 顎下腺，耳下腺の腫脹．
4． 多数のう歯の存在．
5． 手の吐きダコの存在．
6． イライラや憂うつ，不安などの精神症状の存在．

7． 血清アミラーゼ高値．
8． 低カリウム血症．
9． 体重を頻繁に計測している．
10．家族と一緒に食事をとらない．
11．極端な偏食．家の食物が大量になくなる．
12．トイレが吐物で汚れる．
13．食欲不振などを訴えるが，器質的異常を認めない．



上記のポイントに当てはまる方は、
専門医を受診し内分泌疾患などの器質的疾患を除外した後、
その背景としての食行動異常の存在をチェックする必要があります。

専門医は、摂食障害の方の抱える心理社会的背景を理解した後に
認知行動療法などの心理療法、薬物療法などを統合的に行います。

摂食障害を疑わせる方の心身の病理には
軽症から重症までさまざまなレベルがあります。

重症例では入院加療を必要とすることがあります。





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